林健太郎の丸山眞男批判. レーニン・スターリンをキリストの如く崇拝していた丸山眞男の驚くべき狂信性. 今や慶応大にまで武士の福沢諭吉を革命家だと信じこませた丸山眞男の悪の歪曲史観.

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林健太郎教授は、一九四五年から六〇年にかけて十五年もかかって共産主義者から反共へと転向した知識人だ。この初期に「丸山眞男」批判をした。丸山は「日本を西欧的な民主主義に進化させるために、日共の協力を仰ぐべきだ」との詭弁を展開したが林はソ連式人民民主主義を招くと反論した。丸山真男のスターリン崇拝は度の過ぎたソ連崇拝と整合する。丸山はレーニンの創ったソ連こそ人類初の文明の精華であると信じていた。スターリンは初歩的な謙譲心さえ欠けていたといわれるが、あれほど世界的大業を遂行した政治家として驚くほどの自己抑制能力を具えていたとほれ込んでいた。文明を再建すべき価値体系がレーニンが創ったボルシェヴィズム(ソ連共産党)以外の処に求められない事が明らかで、レーニンのロシア革命のエトスこそ、かつてのクリスト教の如く人類的な救済への新しい希望を与え、文明の神経中枢を蘇生せしめ、現代文化の頽廃と崩壊を更新すると丸山は信じた。丸山眞男の思想系譜は、デカルトを源流として、ウエーバー、ルソー、スターリンに至るもので、一九三〇年代に東京帝大に在学した日本の極左思想家の典型だ。マルクス史観の信奉者でありながら、マルクスやエンゲルスの作品にはほとんど傾倒しなかった。不必要だと考えていたたようだ。丸山は自著『忠誠と叛逆』で福沢諭吉を、アナーキスト大杉栄らと同列の謀反論の哲学者に仕立て上げる。60年の安保騒動を共産革命に拡張した丸山は「福沢諭吉すら、国家叛逆の謀反を考えていた」との真赤な嘘の創り話を学生に吹きこみ国家叛逆の革命暴動に駆り立てる煽動洗脳のためこの本を書いた。良心の呵責もない丸山眞男は個々の日本人がルソーの『社会契約論』が定義する一般意思を有しており、日本を共産国家に革命改造する行動に一斉に個々の意思で立ち上がることを福沢諭吉が期待していたと、トンデモナイ創り話を嘯いた。歪曲され改竄され被害者となった歴史上の人物は福沢以外にも多い。7.丸山は日本共産革命に役立つと考えた左翼色が完全ゼロの歴史上の人物を徹底的に活用する、悪質なレトリックの魔術師だ。丸山の毒牙、犠牲、餌食となり、丸山に著作の根幹すべてを歪曲され改竄され被害者となった歴史上の人物たちは、荻生徂徠、本居宣長、西郷隆盛、福沢諭吉などである。

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