丸山眞男集から「右翼テロを助長させるもの」(一部不鮮明)。バカ右翼は丸山眞男を崇拝の対象にするな。お角違いも甚だしい。

極左の丸山眞男が天皇礼賛者の右翼だというデタラメが流布されているが甚だしい嘘だ。白を黒という中村恭己のアムウェイ流の虚偽の恐ろしさと、それを否定しない大学と学者の堕落に唖然とするしかない。

「右翼テロを助長させるもの」は嶋中事件に際して、丸山眞男が右翼のテロに対抗して発表した一文。嶋中事件とは、作家の深沢七郎が小説「風流夢譚」において皇室を登場させ、皇太后に卑猥な言葉を使わせたり、皇太子を斬首するシーンを書いたため、皇室支持者に「不敬」であるとみなされ、右翼のテロの対象となった事件のこと。深沢の本を出版した中央公論社が狙われ、都内の各所に宣伝ビラや、汚い三島由紀夫の写真を無断で違法に貼りまくることで都民から嫌われていたことで有名な、右翼テロ団体の赤尾敏の愛国党員が中央公論社長・嶋中鵬二宅に侵入し、家政婦を殺害した。その後も右翼の中央公論に対する抗議や街宣がやまず、中央公論は屈服し示談(カネを払った)とされる事件。日本では、警察は右翼のテロを規制せず、テロが天皇制を支えている事実が明白となった。日本の天皇制は恐怖政治によって維持されている。この一文を書いた丸山眞男が天皇制を積極的に支持していたはずがない、右翼であるはずがない。これを発表したことで丸山も右翼に狙われる可能性もあり、右翼のテロに対しては沈黙する左翼や知識人やマスコミが多い中で、丸山の態度は偉いといえるだろう。

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