アメリカ株式市場が底割れしてきた。ここを割れるとどこまで下がるか見当がつかない。「戦争売り」は口実で、やはりこれからやってくる大幅な利上げに対する売りであり、MMT(現代貨幣理論)大崩壊が始まっていると考えるべきだ。これはもう深刻な不況入りは確実で恐慌経済に対する備えも必要だと思う。中央銀行の愚かな金融政策の結果というしかない。MMT学者がいう「どんなに金融緩和してもインフレにはならない」という子供だましの虚説をFRBや日銀が喜んで採用して危険水域を踏み越えて無制限に異次元金融緩和してきた大虚構が今崩壊しつつある。歴史的に考えられない大量の金融緩和を行ってきたのだから紙幣の価値が下がるのは当然で、コロナによる物流の停滞に始まったインフレが、カラカラに乾いた枯草に火を放ったように広がり、もう誰にも制御できなくなってきた。それを止められるのは中央銀行の利上げしかないが、小幅な利上げでは効果なく大幅なものになるから、今後一気に不況に突入する。それを見越した株式の売りだと思う。各国中央銀行は歴史に残る大失敗を行ったと自覚すべきだ。マイナス金利政策が間違っていた。金利において目盛りをゼロより低く動かしてはいけなかった。理科がわからない糞の丸山眞男・中村恭己理論のマイナスというバーチャルな虚の数を大々的に採用したつけが回ってきた。(8:15)