『東京教育大学・筑波大学の学長であった三輪知雄教授は 、1970年に「大学自治と称するカーテンによって閉鎖された特殊社会であり、そこを職場とする教師たちにはお坊ちゃん的な甘さがあり、独りよがりの色合いが濃く、またおしなべて反権力的である。」「このような環境は進歩的左翼の育つ絶好の場であって、学術会議はおもにこのようなところから送り出された人たちから成り立っている」と述べた。天文学者の戸谷友則は、2019年1月発行の日本天文学会の天文月報にて組織会員の選出方法や研究者らの多様な意見を認めず権威をもって一つの画一的な声明を押し付けていることなどから単なる権威圧力団体になっていると批判した。』(以上ウィキペディア「日本学術会議」から)
丸山真男がまったくこの「独りよがりのお坊っちゃん」タイプの人だった。真男や筑紫哲也(韓国人)のように男でも長髪が多いのがこのタイプの特徴。真男は大阪朝日新聞の著名記者の丸山幹治の次男であり、「母親の死に際して泣いた」と書いたマザコンだ。共産党が非合法だった戦前に、唯物論研究会に参加して逮捕され、元富士警察署の留置場に入れられて涙した、などと書いている坊っちゃんだ。女々しい。カマは俺ではなくこいつら進歩派左翼のこと。俺などもう20年以上刑務所に入れられているようなものだが、悲観して泣いたことなど一度もない。
スターリンは第二次大戦後「マルクス・レーニン主義の唯物史観に基づいて進歩する人智と科学により自然を超克し、共産主義は西洋社会や遊牧社会に勝ることを示す」と主張し、「自然改造計画」と銘打って国土の大規模な改造を指示した。疑似(エセ)科学者のルイセンコが指導したミチューリン農法もその一つだった。自然改造計画では北海道がまるごと入るほどの広さのアラル海を灌漑し綿花を作ったが、アラル海は塩湖だったため、土壌から塩が吹き出し何も育たない土地になった。水を減らしたため湖水の塩分がどんどん濃くなり、キャビアの原料になるチョウザメなどの豊富な漁業資源も壊滅した。灌漑の影響でアラル海の水はその後もどんどん無くなり、今では湖がほとんど消えかかっている。
科学に無知な金日成が考えた「主体農法」では、金日成が「食料増産のために山の木を切って畑にせよ」と命じ、大規模に森林が伐採されたが、そのせいで大洪水が起き、土砂が流れ出して畑を潰し飢饉となった。さらに土砂が海に流れて海水を汚し漁獲量が激減するという惨憺たる事態になった。
これらの失敗に共通しているのは、科学がよく理解できない人文系の学者や政治家が、ルイセンコや金日成のような非科学的で信じるに足らない理論を、社会科学の革命イデオロギー(思想)だと振りかざし、強引に政治を進めたことだ。彼らはふたこと目には「学問の無謬性」だと言って、他者からの批判を全く受け入れなかった。(学問の無謬性・・学問理論には構造的に全く間違いがありえないということ。丸山真男や金日成の思想体系は完成した小宇宙であるから、そのパーツの何から何までが正しく、絶対に間違いはありえない、という意味)人文系の日本学術会議や、丸山真男・鶴見俊介の「思想の科学」にも同様のエセ科学・エセ知識・エセ文化の匂いがプンプンする。
ミチューリン農法のほか、スターリンの自然改造計画では大規模な防風林の植林が行われたが、そのプロパガンダ(政治宣伝)のために、ディズニー音楽まがいの軽薄で低俗な曲と歌を作ったのが、クラシック界では権威の作曲家のショスタコービッチだ。戦後、共産党民生や社会党系労組の合唱団や、うたごえ喫茶で盛んに歌われた「森の歌」のことで、スターリン礼賛と植林運動を呼びかけている。しかし独裁者スターリンの死後「スターリン批判」が起き、自然改造計画の失敗が明るみになるにつれ誰も歌わなくなった。ピアノで音大受験するのをやめて東大工学部に行った共産党の志位が最も好きな作曲家がショスタコービッチだというが、自らの名声と地位の確保のために独裁者にすり寄って作曲したショスタコービッチは芸術家ではない。プロパガンダや政治権力のために曲を作る作曲家は、電通や、電通と仲がいい小澤と同じ宣伝屋であって、芸人であって、芸術家ではない。政治や権力に対抗して表現しうる個人でなければ芸術家とは呼べない。それが芸術家の最大の使命なのだから。
「マルクス、レーニン、スターリン、ミチューリン、ショスタコービッチ(クラシック)、金日成、丸山真男」と、マルクス主義が生んだもろもろの疑似科学と社会科学とイデオロギー(思想)の体系のすべては、無謬どころか、すべてにおいて欠陥だらけで間違っていた。
かつて「社会主義文明の生んだ精華」と呼ばれた重化学コンビナートの廃墟が残る川崎の風景を見て思う。民主科学者協会員の松前重義(東海大設立者)を含む社会主義の左翼の科学者・技術者や、丸山真男のような進歩派知識人は、科学の政治性や党派性ばかりにこだわりすぎて科学の絶対的な価値を見ず、科学を政治の道具に使い、未来予測と進むべき道を誤ってアメリカの科学技術に決定的な遅れを取ってしまったことを反省すべきだ。
(松前重義・・熊本県嘉島(かしま)町出身。東北帝大卒。戦前の逓信省の電波技官。体制翼賛会総務部長を務めた元右翼。戦後、右翼勢力の根絶やしを図ったアメリカに公職追放されたため左翼に転向し、社会党右派の国会議員となり東海大やFM東京を設立。スターリンの戦時共産主義を礼賛し学術・柔道でソ連と親密に交流。松前が作ったソ連・東欧との友好団体の日本対外文化協会はKGBのスパイ組織とみられている。)
(しかし変わり身が早い松前家のこと、冷戦後は自ら「キリスト教徒・キリスト教学校」だと偽装し、アメリカ軍と近いと思われる。東海大小学校時代、学校で一度もクリスマスも正月も盆もやらなかった。剣道・柔道場に神棚はなかった。東海大学は当時は科学礼賛の社会主義学校として宗教を否定していた。)
(松前重義の三人の息子(いずれも東海大総長・学長)・・・武蔵野市出身で早大理工卒・NHK局員から社会党衆議院議員になった松前仰。東北大卒で高野連最高顧問・大学野球連顧問でFM熊本取締役の松前達郎。東京芸大音楽科卒の作曲家でニッポン放送・WOWOW取締役・FM東京取締役・札幌コンサートホール館長・ストラスブール(フランス)大社会科学博士・スウェーデン社会研究所名誉会長の松前紀男の三人。息子を自らが作ったおバカな東海大には行かせないのが松前家流。紀男の妻澄子方の義父は鳥取池田家の最後の藩主で華族の池田清就。昭和天皇の四女厚子(池田厚子)と縁続き。東海大人民帝国の聖家族=松前家。)
やはりアメリカ軍(NSA・CIA)とキリスト教がやっているとしか思えない「テクノロジー犯罪」は、心理攻撃を含むまったく新たな次元の戦争であることがはっきりわかった。到底技術的に遅れた日本には対抗できない。もとより自衛隊は絶対にアメリカ軍に対抗できないように組織されているが、アメリカ軍が今仕掛けている戦争は、通常兵器など不要になるほどの、先進的テクノロジーを使った人間の脳に対する遠隔的な攻撃だ。日本の科学の停滞と、丸山らの知識人や左翼政党や公明党のような平和ボケの「非武装丸腰論」が今の軍事的劣勢をもたらした。