京都の洛北高校卒業生の皆さんへ

明日の京都での洛北高校同窓会に出席します。泥棒に入られるかもしれませんが京都の皆さんに会うことができる年一回のチャンスなので行きます。明日近所の六本木でも田中均会長の洛北高同窓会関東会の同窓会がありますが、今となっては外務省出身の田中均もTBSのチョウ・クンスもサンマーク出版の社長も外務省出身の皇后雅子・愛子・天皇のパシリだとわかりましたので、関東会同窓会に行く気はありません。また「あかね」(同窓会誌)で今年京都で新聞局総会が開かれていたことを知りました。自分は新聞局員でしたが招待されていなかったことになります。京都新聞や「まいどなニュース」はいつも攻撃してくるし公家の多い町京都の皆さんにいじめられる可能性がありますが、まあ風を吹かせるところだけでも見せに行こうと。

京都へ急に行く気になったのは最近登山の楽しみにはまっていますが今更ながら先輩の偉人の今西錦司さん・梅棹忠夫さんの影響を思わずにおれないからです。自分は在学中に今西さん・梅棹さんの山岳部に所属したことはありませんし、お二人の名前すら知りませんでしたし、登山の仕方を誰にも習っていませんが、山岳部員ではないクラスメートに「山岳部の連中に付いていって北山荘に行かへんか?酒が自由に飲めるで」と誘われ、酒が飲めないながらも一本持参して北山荘まで登山しました。山岳部の人たちには迷惑がられましたが夜の星空のきれいだったこと、翌朝の山のすがすがしかったことが忘れられません。「山に鳥というものはこんなにいるのか!」とその大合唱に心を打たれました。この時の体験が忘れられず年老いた自分を登山に駆り立てているのだと思います。

(京都府立洛北高校には今西・梅棹らの山岳部員が作った山小屋=北山荘がある。洛北高は全国で唯一山小屋を所有する高校だ)

洛北高校卒業生といえばノーベル物理学賞受賞者の湯川秀樹・朝永振一郎ばかりが有名ですが、今西錦司さんはダーウィンの進化論とは異なる独自の今西進化論をうち立てられた偉人です。どこぞの東大の政治学者・社会学者・思想史学者のように他人の学説を論評するだけでオリジナルな世界観を提示できない「評論家学者」ではなく、今西さんは「棲み分け理論」によって人類に新たな地平を切り拓かれました。ダーウィンの進化論の優勝劣敗思想・優性思想に対抗しうるという意味でも今西進化論は重要です。また梅棹忠夫先生は文化人類学のパイオニアです。今西さん梅棹さんは世界的な学者でありながら肉体虚弱な「文士」「作家学者」のようではなく、どちらも登山家で探検家でした。自分は山岳部員ではなかったものの洛北高校生として知らず知らずに今西さん梅棹さんの遺伝子を受け継いでいたのだろうと思います。あすはせっかくの京都なので好きな仏像を見てから同窓会場に向かいます。洛北の先輩には夭折の天才画家=村山槐多さんもいますがやはり京都の寺社の絵画や仏像の美意識から生まれた才能だろうと思います。

参考動画(外部サイト)

生前の今西錦司 カウンターで7:26から 文化勲章取ったときのテレビ番組 これは洛北高そばの府立植物園での録画かな?

フーコー、レヴィ=ストロース、サイード、鈴木大拙、今西錦司

登山する今西錦司 75歳

今西先生の山1552山 晩年の山1

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